絵本で繋ぐ親子のふれあい時間

きっかけは、2歳半になる我が息子と2歳を目前にした甥っ子の遊び盛りふたり。

このふたりをどうやってお昼寝させようか考えていた時でした。

無理やり寝ころばせてもイヤイヤ言うし、片方が寝そうになっても片方が騒ぐ。

そこで、本をひらけば興味を示して近づく子どもに読み聞かせをしてみようと。だけど仕掛け絵本とか図鑑とか雑誌しか無かったから逆に興奮して寝られない。

興奮せずに、しかもウトウトする絵本となれば童話とか昔話みたいな絵本が良いかな?と。

さっそくYouTubeで検索すると、さすがのYouTube。

読み聞かせが沢山あったので、とりあえず赤ずきんちゃんをチョイスして聴かせてみました。

甥っ子は効果テキメンで、お昼寝モード。

普段からお昼はよく寝る子だったので大成功。問題は我が息子笑。

寝かしつけのルーティーンのようなものが無い我が子は昼も夜もなかなか寝ません。

唯一、車のチャイルドシートで揺られると寝るくらいです。

YouTubeで読み聞かせを始めてすぐは物珍しそうに聴いていました。よしよし、このまま寝てくれよ・・・。父ちゃんも一緒に昼寝したいぞ・・・。

でも我が子は次第に「アンパンマン!」「マックイーン!」(カーズが大好き)と、”YouTubeを見せろ”モードに。

YouTubeは困った時にはとても助かるけどデジタルおしゃぶり化しているし、やめさせたいから本物の絵本を買ってみよう。

ストーリーがあって、絵本の世界に入り込めるようなヤツで。

絵本の魅力

絵本は託児所で毎月買っていたし、20冊程度は持っていましたが、”寝かしつけ”に向いていて”ストーリーがある”ような絵本はあまり持っていないし、せっかくなら新しい絵本を買ってきてもいいなーと思ってすぐに買いに行くことに。

それが「あんぱんまん」でした。

絵本への興味が増した我が子

”すごいな”と思ったのは、いつもとは違うタッチの「あんぱんまん」でもすぐに受け入れてくれた事と、読み聞かせているうちに集中してお話を聴くようになったと感じる事でした。

集中して聴いているおかげか、読み終わったときに物足りなくって「もう一回!」とねだってきます。

読み聞かせは平仮名ばかりで読みにくいし、読んでる間は何も出来ないし、しつこくねだられると大変ではありますがYouTubeに集中するよりかは良いか、と思って付き合いました。

結局、今でも読み聞かせが”寝かしつけ”にはならなかったのですが、自分で絵本を持ってきて「これ読んで」とねだってきたり、自分でめくりながら音読をするようになり、すごく良い刺激になっているんだな、と実感しています。

読み聞かせていなくても本をめくったりはしていたと思いますが、楽しそうにめくる姿はただただ嬉しいです。

自然と近づく親子の距離感

我が子の読み聞かせを聴くときのスタイルは対面がお好きなようで。

お互いに向き合って読み聞かせますが、時には横に座ったり、膝に乗ったり、馬乗りになったり笑

あー、なんて幸せな時間なんだろうって感じ。

我が子にはしっかりと勉強して、賢くなって、成功して幸せになってほしい・・・と思うところですが、それより何より、こうして一緒に触れ合う時間が作れる事にとても幸せを感じられます。

僕は今、第2子になる娘が生まれて育休中ですが、この育休が終わればこんな幸せな時間はごっそり無くなってしまいます。

朝7時半に家を出て、早くても夕方5時半。遅ければ7時・8時の生活が待っています。嫌すぎ笑

それでも絵本なら、仕事から帰ってきて寝る寸前の子供達に一冊読んであげられる・・・。

そう思うと、疲れていても絵本くらいなら読めるし、知育的観点から見ても、絵本って凄く良い子育てアイテムじゃん!と思うようになりました。

絵本の良さをもっと知りたい・広めたい

僕は秀でたものが何もない、ただのお父さんですから絵本に対する専門知識はありませんが、絵本が親子の距離を近づけて、物語がお互いの心を繋げてくれると確信しています。

ひょっとすると、お父さんがお仕事に忙しくて子供とあまり関われていないとして、絵本が親子の距離を縮め、家族を円満にするキッカケになっちゃうんじゃないか、とまで思っています。

子供達が豊かになれば、地域は活気が生まれると思いますし、家庭が円満であるほど子供達は健全に育ってくれると思います。

絵本の良さを広めることで社会貢献になれば、との思いでこれからの育児と絵本の可能性を探りたいと思います。